女性の自立について

すこし前のニュースですが、モルスタかなんかの男性が妻にバラバラにされた事件がありました。これですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070201/mng_____sya_____010.shtml


いやぁ恐ろしいですねぇという話ですが、少しあれやこれやと考えてみました。
件の女性が語るには、「妻として、女としての扱いに不満を持ち、何度も離婚しようと考えたが、これまでの仕打ちに慰謝料をもらって別れるだけでは収まらなかった」とのこと。これについて、憎かったなら別れればよかった、とか、それだけでは収まらないとはどれだけ憎かったのか、とかというご感想もあるかと存じますが、それは少し違うと思いましたので。


少し前置きになりますが、そもそもこの憎いというのは、おそらく裏切られたと虐げられただと想像します。
愛してくれる、大事にしてくれると言ったのに→裏切られた。自分は美人で背も高く、人も羨むような素敵な女性のはずなのに全然認めてくれない→虐げられた。どちらもぱっと見、立証が著しく困難ですし、そもそもの考え方が間違っとると私は思うんですが、もし、もし万が一立証さえできれば不法行為を構成することも可能でしょう。
要するに極端に主観的にみれば、相手はそれこそ犯罪者さながらですから、当然相手は罰を受けるべきだという思想に至るのでしょう。


それでは、実際にこういった問題を裁判所に持っていくとどうなるかというと、慰謝料+離婚なわけです。すると次に考えるのは、それが上で言うところの罰に値するのかという問題だと思うんですね。で、これが値しないと。いうのが件の女性の主張だと思われます。まあだから妄想と現実のギャップですね。


ここからが、一応本題になんですけどね、でも実際離婚した場合どうなるかという話。当然シミュレーションしたはずです。ご当人も。
ご主人の方は、慰謝料の支払いが生活を圧迫しつつも、それでももともと収入は多いほうなので、致死量ではない。扶養家族がいなくなることを考えるとその後はプラスの可能性もある。かつ結婚していたときと比較すると自由ですから、適当に楽しく遊んだりできる。外資系はモテそうですからね。一方で奥様の方は、慰謝料で一時的な収入があるでしょうが、その先は続かない。新しい男を見つけようにも年齢とともに自分の価値が償却されてしまっている。
ここまで考えて、ふと思うわけです。これはどちらに対する罰なのか、と。夫が罰されるべきなのになぜ、と。法には頼れないから、自分が裁くしかない、と。はい、死刑。


とまあ、いろいろつっこみどころはあるんですけどね。女性が自立できないというのが一番問題じゃあないのかなと思うわけです。だから芸能人同士のカップルなんて、女性も稼ぎがある程度ありますから、それはもうポンポン離婚しますもんね。それがいいとは言いませんが。
女性が自立できないことの理由としては、当然ご本人の理由もあるでしょうが、社会的な慣例などが理由となっている部分も大きいと思われます。その分は女性が不利なわけですから、なにかに特別秀でていない女性はよく考えて行動しないといけませんね。