ザ・ゴール
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/05/18
- メディア: ペーパーバック
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- 作者: 小宮一慶
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
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以前に読んだ本だが、最近ふと意味合いを理解した。とゆうか、当時そりゃそうだろ、とか思っていたことが意外と当たり前のことというわけでもなさそうだと気付いた。
要点はたったふたつ。
・全体の工程のなかで、ボトルネックになっている、またはなりそうな工程を特定する。
・ボトルネックのアウトプットを最大化させ、ボトルネック以外の工程をボトルネックに従属させるように全体を最適化する。
じつにたかだかこれだけのことであるが、例えば以下のような話も同理論の適用事例ではないかと気付いた途端、非常に汎用性の高い優れた理論であるような気がしてきた。
・仕事は嫌なことから先に片付ける
・他人に振れる仕事は最初に振ってしまう
・わからないことを後回しにしない
いずれもボトルネックに対する対処療法であるといえる。
最初に読んだときは、工場とかの生産ラインの効率化の話だとばかり思い込んでいたから、ボトルネックについてもついつい生産量に限って理解してしまっていたが、なにも生産量に限らず、作業時間もそうだし、意思決定もそうだ。発生する問題の量かもしれない。
ものごとを順調に進めるためには有効な理論だと思うし、また、こういう理屈は体系化して理解しておくといざというときに役立つと思った。