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appleのビジネスモデル

ビジネス

iPhoneが本当に怖いのは1年後!? アップデートを政治的に許せる体制はじわじわ効いてくる - キャズムを超えろ!
を眺めていて、ふと思った。題名の通りテクノロジーの話ではありませんあしからず。


まず、マイクロソフトのそれがデファクト・スタンダードモデルであることに対して、appleはブランドモデルなんだと思う。それぞれのモデルの先にあるのは、インストール・ベースの利益。

わかりやすく言うと、windowsPCを買う人の動機は「みんながつかっているから」で、macを買う人の動機は「かっこいいから」だということ。


ちょっと前まで私もそうだったように、appleの垂直統合型のビジネスモデルについて、ユーザーの利便性にかなわないとしばしば批判する人がいるが、あれは決してジョブスが強欲なのではなく、ブランドを構築するためにどうしても必要な手段なのだ。

わかりやすく言うと、ディズニーランドの中に吉野家があったら安くて便利かもしれないけど、雰囲気は台無しだよね、ということ。


インストール・ベース利益というのは、両者に共通していて、windowsOSやmacを売った後のソフトウェア販売やアップデートによる利益のこと。

まあだからコピー機を買ったら、同じ業者からトナーを買わないといけないでしょということ。


iPhoneの話をすると、iPhoneがすごいのは、モバイル業界というキャリア支配の閉塞的な業界に、インストール・ベース利益モデルという新しいビジネスモデルを持込んだこと。もっといえばそれができるまでのブランド力を構築したこと。

当たり前だが、モバイル業界で、そういう新しいビジネスモデルが機能するのではと最初に思ったのがappleだという話では断じてない。むしろ誰もが思っていたのだろう。思っていたけれども、そこそこというか、かなり儲かる現状に満足していたのが既存の業界なわけで、打破しようとちょっと思ってもキャリアの強力な支配力に屈服せざるを得なかったのが従来の端末メーカー。

その構図に一石を投じた功績というのは、すくなからずある。


ただいえるのは、使いやすく、利便性の高い端末を求めるなら、もう少し経つと、マイクロソフトやらシンビアンやらgoogleやらがデザインなんかはそっちのけで、みんなが使うべきデファクトスタンダードをとりにくるので、それを待った方がいいですよと。

appleは自社のブランドが邪魔して、デファクトスタンダードにはなれんのです。ブランド力とスタンダードは相容れないんじゃないですか、と。