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本当にあった怖い不条理コント

ネタ

まあただの愚痴。というかネタ整理。

今朝方、わが社の社長たる老人Bから直接私に電話があり、突如午後に面談を持つことになったのだ。老人Bは、普段は割りと几帳面に命令系統を使い分けるタイプで、私のような末端に直接何かを言ってくるというのはなかなか珍しいことだ。しかもその面談には私の上司たる本部長の老人Aは出席しないようだった。一体何の話かと思うわけだ。


で、実際に面談に行ってみると、これがまたわけのわからない話で。

何やら組織をつくるにあたって老人Aをしっかりサポートせよ、みたいなやけに抽象的な、まるで雲をつかむような話しぶりだったので、こちらも負けじと、まるで狐につままれたような顔をしながら、何をおっしゃりたいのか全然分かりませんオーラを全力で出してみたところ話はようやく核心へ。

そしてこの核心が実に凄まじかった。

B曰く、老人Aは私と比べて実務的な業務知識にも疎いがために、私に専門的な用語でまくし立てられるとどうしていいかわからずストレスになってしまうのだそうだ。それが気の毒だから、もう少し優しく接してあげないさいと。

な 、 な ん だ そ り ゃ ぁ !

というか、今だからリアクションもとれるが、まさにこの話を聞かされた瞬間は、おそらく驚きと失笑と愛想笑いのようなものとが入り混じって、たいそう間抜けな顔をしながら「ウヘヘ?」みたいな声を漏らしていたと思う。そのくらい衝撃的だった。


確かに心当たりはある。

先日、老人Aにちょっとした新商品の企画のような話を持ちかけられた際に、どう聞いても老人Bあたりにせっつかれた内容を思考停止でそのまま私に丸投げしようとしている様子だったので、あまりいい加減な仕事の振り方をされてもいい加減な仕事しかできませんよ、とか、そもそもそんな商品売れますかね何かお考えでも、とか、かなりネガティブな態度を示した。ただ、私にしてみれば当然の態度だ。中途半端な仕事をしてあとで怒られても気分が悪いし、そもそも無駄なことをあんまりしたくない。

しかしそうは言っても優しい私は、最終的には趣旨含めもろもろ汲み取ってあげて、出来そうな成果物を例示しながら、今後の進め方に至るまで指南をして差し上げたのだ。まさか文句を言われるとは思わなかった。しかも本人以外から。学級会でいきなり議事進行者たる先生さまから、なんとかちゃんを無視したとかいう罪で槍玉にあげられる気分だ。あやつめ、ちくったな、みたいな。

まあそりゃあね、自分の子供くらいの年齢の私に生意気いわれたら、腹も立つだろう。老朽化した頭では新しい知識を吸収できない事情も推察する。でもなんでそのツケが全部こっちにまわってくだよ、っていう。あのーそれって単に手間が増えてるだけなんですけど、的な。


これはもはやコントである。不条理コントだ。仕事を取ってくることもない、仕事を振ることもできない、かといって実務的なこともわからない、さらには部内のコミュニケーションの問題を自分で解決することもできない、そんな人が私の上司なのだ。確かにいい人ではある。その点だけ見れば尊敬に値するほどだ。しかしそのやけに人の良いさまが氏のキャラ立ちを助け、コント的な要素を一層ひきたてているのもまた事実だ。

そして、この突っ込み不在、ボケ*1っぱなしのダメコントについにいたたまれなくなった私は、うっかり帰り道で「トホホ」などと声に出してしまい、その滅多に発音されることのないコミカルな響きによって、はからずしもダメコントにオチをつけるのであった。

ちゃんちゃん。


参照:雨降ってじじいがたまる - よそ行きの妄想
その他ネタシリーズ

*1:痴呆ではない