訳知り顔でなんか書いてるわりにはよく意味がわからない人の話

ホッテントリーになってたから、なんかあるんだろうと思って何度か読んだんだけど、どうしても意味がわからん。

竹中さんが頑張っているけれども、オリックスの109億円の入札の件で、2,500億円かかった事業を安値で売却するのはけしからん風の話があって。まあ、けしからんですね。金をドブに捨てた旧郵政公社の馬鹿どもは死んでいいと思います。

が、なぜ赤字であり、なぜ安値で落札されねばならなかったのか? えー、この赤字って、本当に経常赤字なの? いや、かんぽの宿は業務全体としては黒字です。事業費もプラス。なのに、なぜ赤字と言う話になっているのか。

そろそろ「埋蔵金」とか「かんぽの宿」とか「電波利権」とか総括しようぜ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

「この赤字って、本当に経常赤字なの? いや、かんぽの宿は業務全体としては黒字です。」と、自問自答に見せかけて、2つ目の文がまったく回答になってない。経常赤字かどうかは別に素直にPLを見ればわかるのであって、業務全体が黒字かどうかという話に展開する必要性がわからない。そもそも業務全体とは一体何なのか。

「事業費もプラス」と続くが、事業費ってなに?名前的には費用の種類だと思うのだけど、そしたらプラスに決まってないか。

まあよくわからないのだが、この部分は「かんぽの宿の事業は、それだけ切り出してみるとキャッシュフローは黒字」という意味にしておこう。


次。

カラクリとしては、日本郵政と相対で行っている営業費用が全額日本郵政に事業費として召し上げられていることと、償却年度が短縮され償却費を前倒しで計上した物件が含まれていること。バルクで売って出しして、後日、買い取った不動産業者が後付けで値決めして、帳尻合わなくてクソ物件は1,000円とか値段がつきますけど、そんなの民間では良くある話。

そろそろ「埋蔵金」とか「かんぽの宿」とか「電波利権」とか総括しようぜ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

上の解釈が正しければ、キャッシュフローが黒字なのに、決算上は赤字になっているという事象の理由を説明しようとしているのだろうか。

しかし、「相対で行っている営業費用」や、「事業費として召し上げられている」といったあまり聞きなれない表現の数々が私を混乱させる。要は日本郵政に経営指導料だかコンサル料だかの名目で、事実上の上納金を支払っているということなのだろうか。よくわからないが「かんぽの宿」は日本郵政のいち事業ではないのだろうか。同一法人だと召し上げるもくそもないが。

「バルクで売って出しして」は単純な誤字だと思うのだけど、そのあとも意味が不明。要はバルクで売りに出すと、個別の物件には当初値段がつかない格好になるので、バルクで購入した不動産屋は購入後に個別不動産の値段を名目上つける必要があり、その際に適当な値段、それこそ1,000円とかがつけられることがある、ということだろうとは思うのだが、なぜ急に不動産の評価額の話になったのだろうか。ついさっきまで損益の話でなかったか。「民間ではよくある話」という、口に出して言うには少し恥ずかしい言い回しにはいったい何の意味があるのか。

通常のかんぽの宿単体での事業売却で考えれば、1,500億円以上の価値は残ってますね。不動産物件としての価値は、日本郵政側から入ってくる事業費次第でどーとでもいじれますしね。それに、担保価値だけで考えても2,400億以上。要は、オリックスが109億円で買い取って、買い取った物件をそっくり担保に入れて金融機関から不動産担保金融にブチ込めば十倍以上のキャッシュとなって、おまけに事業自体は黒字で回っているからそれなりのクーポンつけて証券化しちまえば600億円ぐらいは利益が出るね、という計算なんだろーと思うわけです。
何でそれを知ってるかと言うと、オリックスに入札で負けた不動産シンジケートがそういう営業をファンドにしてきてたから。別に調べたわけじゃないけど、まあオリックスならさもありなん。いい商売だったはずですがね。いやはや。つーか、いまからでもかんぽの宿バルクで買いたいっていうファンドや銀行、あると思いますよ。

そろそろ「埋蔵金」とか「かんぽの宿」とか「電波利権」とか総括しようぜ: やまもといちろうBLOG(ブログ)

事業価値で1,500億円以上あり、事業自体(←「自体」ってなんなんだろう。)は黒字だという。それをオリックスが109億円で買うと600億儲かるのだそうだ。計算が全然合わなくないか。なんかぱっと見ただけでももっと儲かりそうだ。

というかさ、600億も儲かるなら、自分の儲けを100億犠牲にすれば、オリックスの倍の値段を提示できる。しろよ。500億儲かるぞ。なんでしないんだバカなのか?

かんぽの宿も再評価とかってありえねーよw

「通常のかんぽの宿単体での事業売却で考えれば、1,500億円以上の価値は残って」るのに「オリックスが109億円で」買おうとしてたんなら、再評価したほうがいいと思うのだが。なぜ「ねーよw」になってしまうのだろうか。

意味がまったくわからない。。

まさかの回答がきた

先様は有名な人のようだから相手にされないものとばかり思っていたらw

ちんぽこ氏に基本的なことで絡まれたので - やまもといちろう はてな避暑地

タイトル含め論調が挑発的なのは、お互い様と言うことにしてくれたのだろう。ありがたい。


で、ご指摘のとおり、私は本件について基本的なことは何も知らない。知らないので、知ろうと思って元々のエントリーを頑張って読んでたのだが、あまりにも意味がわからなかったので、わからないと書いた次第。

今回補足していただいた部分のうち前半は、あまり上述した私の理解と違わないようだった*1のでスルーするとして、以下の部分などは、結構興味深い。

今回は事業売却ではない。保有不動産の売却であり、入札各社は営業の継続と人員の二年以上の維持を義務付けられている物件だ。買う側からすれば、利益の一部を日本郵政に召し上げられる可能性はないわけではない。

なるほど。一瞥すると、事業売却ではないのに営業を継続しなくてはならないというところに矛盾を感じてしまいそうなものだが、「事業売却ではない」が真だとすると、その後営業を継続するのはきっと日本郵政なのだろう。だって営業権を譲渡しないわけだから。で、不動産を譲り受けた入札者はそれに協力せい(つまり勝手に建物を処分するな)と、そういう感じなのだろうか。

もしそれで合っているとしたら、今回の件は、日本郵政による「かんぽの宿」事業に係る不動産のオフバランス案件と言う感じになる。人員を二年以上雇用せよというのが微妙にわからないが、日本郵政がリストラするからそれらを雇用せいという感じの話なのか?

売却されるのはかんぽの宿で使われる保有資産だ。オリックスがやろうとしているのはバルクで引き取った不動産の証券化だ。収益は証券化された資産のクーポンや手数料で上がるに決まってるだろ。

なるほど。郵政のオフバラ不動産を一旦バルクで抱えて、その後ストラクチャーを組んでファイナンスするという、そういうことなんですかね。買い取ったやつを普通に倒産隔離とかすれば、土地の時価ぶんくらい、少なくとも8掛けくらいは当然普通にシニアで引っ張れるだろうし、賃料収入だか宿泊料収入高がそれなりにあるところをピックアップすれば、メザニンもつくのかもしれない。

で、オリックスはファイナンス実行時の手数料を抜きつつ、エクイティを少々保有して、収益を上げると言うことかな?ただ、例の二年間の雇用義務があるから、そのへんがコストですよと。なんでそんなややこしい話になってるのかようわからんが。

うーん。ただそれで600億も儲かるかなあ・・。何年くらいのスパンの話をしてるのかわからないのであれだけど、そもそもそんなに儲かる案件を100億そこらでBIDしないと思うんだけど。

まあこれ以上は、さすがにご提示いただいた答弁書やら計画書やらを読まないことにはわかりようがないかな。

オリックスが買おうとしたバルク不動産をいくら評価し直したって最高でも300億程度の評価額で算定されて変な売却話にまたなってしまうのだから、意味がないだろ、という話。その後の事業でNETで13%とか15%とかで回ることになるんだから。

・・・なんでだろう・・?
「今回は不動産を買い取る話」とのことだが、不動産の評価というのは、ざっくり言えばNOIを利回りで割って出すんじゃないんだろうか。13%とか15%でまわるというのはかなりの有料物件だと思うが、それは要は評価額が低いだけではないの。なぜ300億以上の値がつかないのだろうか。

というか300億でも3倍になってるし。

*1:上記「かんぽの宿の事業は、それだけ切り出してみるとキャッシュフローは黒字」とか「キャッシュフローが黒字なのに、決算上は赤字になっている」とか