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ブログの読者を増やすための12の戦略

昨日はうっかり、オンラインの社会とはオフラインで培った価値を再販する二次流通市場に過ぎず、ブログで成功するには実生活での成功を基になんか書くしかないというような夢も希望もないことを書いてしまったが、現状はともかくとしても、ブログ読者を増やすための戦略というのはもう少し幅があるはずだと思い至ったので、書いてみる。

以下にとりあえずざっと書いて、追加で思いついたことがあれば、項目、説明文共に追記して行くかも。基本的な考え方は、「読者はなぜそのブログ」を読むのかであり、読者が他のブログではなくわざわざそのブログを選ぶ理由である。そのためには、読者が(閲覧に要する時間的な)プレミアムを支払ってもよいと感じるだけの価値を提供しなくてはならない。

1.価値の再販(昨日書いた話)

価値の再販モデルでは、同一の体験、同一の視点、同一の言い回しなどの価値から繰り返し利益が刈り取られる。稀有な成功体験を有するブロガーにとって、価値の再販モデルは強力な原動力となりうる。一度そうした体験をすれば、幅広い話題で当該成功体験を通じて得た教訓を利用することができる。
例:ハックルベリーに会いに行く

2.まとめ記事

複数の読み手と書き手によるコミュニケーションを特徴とする話題がある。そこでは双方に高いコストが発生する。そのため、複数のコミュニケーションの流れをひとつにまとめる「まとめ記事」のような高価値の仲介記事が生まれやすい。
例:はてなダイアリー

3.スピード

ブログではスピードが重要だ。先発優位性によって、先行者は二番煎じが表れる前に大勢の読者を獲得できることが多い。
このモデルによる読者の獲得は、他にその話題に触れる記事がないことに依拠するため、読者数のプレミアムは二番煎じによって打ち消されるまでの間しか存在しない。したがって、読者を増やし続けるための唯一の方法は、注目を集める話題を他ブログに先駆けて見出すことを継続することである。
例:まなめはうす

4.専門化

どのようなアルファブロガーも、ブログ開設時には何らかの優れた部分を持っている。それはスペシャリストとしての専門的な記事の提供だ。ところが、ブログが長く続くと専門外のさまざまな活動に手を伸ばし始める。その結果、記事数は増えても、(記事あたりの)読者数は減少してしまうのである。他方、継続的な専門化を通じての成長は莫大な読者数に結びつく。
例:

5.連載

もっとも強力な読者獲得メカニズムの一つに、連載モデルがある。ブロガーの一部は、自ブログの看板的な話題についての続きものや補足、定期アップデートを購読してくれる読者基盤の拡大を目指している。続き記事や補足記事需要をコントロールできれば、連載モデルはきわめて有利になる。
例:振り込み詐欺全盛社会の背景 - Chikirinの日記高齢者向けビジネスあれこれ - Chikirinの日記

6.デファクト・スタンダード化

連載による読者の獲得は、非常に効率良く安定した読者の流入をもたらす。さらに、連載モデルはもう一つの読者獲得モデルの重要な要素にもなる。それは、読者の興味を何らかの話題全体で統一してしまうデファクト・スタンダード・モデルである。
デファクト・スタンダードとなったブログの最大の特徴は、話題の規模に応じて読者が増加することだ。この種のブログでは、同じ話題を扱う競合ブロガーから便乗ブロガー、ネガティブ・ブックマーカーに至るまで、多くの関係者がデファクト・スタンダード保有ブログの重力圏に引き込まれてしまう。参加する関係者が多いほど当該ブログの価値は高くなり、その結果、デファクト・スタンダード保有ブログはより大きな読者を得ることになる。
例:

7.ブランド

ブランド構築を考えるブログは、知名や認知そして信用や信頼を築くために、何年にもわたって莫大なマーケティング投資を行っている。
こうした「無形財産」は、記事の購読経験によって強化され、読者が喜んで支払うプレミアムとして具体化する。この購読プレミアムは、同等の記事を提供する他ブログの購読回数と比べて著しく大きいことがある。
例:

8.専門記事

ブログでは既存の話題をさらに細分化し専門化した記事を導入すると、その記事でプレミアムを享受することができる。
競合ブログが模倣を始めるまで、専門記事は大きな読者数をもたらしてくれる。
専門記事モデルによって特徴づけられる話題には、医療やライフハックなどがある。個々の記事のサイクルは3日から一週間程度に及ぶが、finalventさんによる「ちょっと違うかな的な」的な記事やフロムダさんによる無駄に詳し過ぎる記事投下のため、日数を経るごとに当該記事の読者は減少していく。それゆえ読者数を最大化するには、明日の専門記事を生み出す調査・研究対象の選択が鍵となる。
例:

9.仲良しグループ・リーダーシップ

多くのブログにおいて、ブログの購読者とはまさに仲良しグループである。重要なのは仲良しグループをつくることとそこでのリーダーシップであり、ブログ界全体でのリーダーシップではない。
例:

10.話題消化におけるポジショニング

多くの話題で、読者の興味は話題消化プロセスの限られた部分に集中し、他の部分には存在していない。例えばニセ科学の話題の場合、読者の興味はニセ科学批判批判に対する非難に集中している。日本語が亡びる話題なら言語学ではなく梅田望夫に存在し、マジコンの話題ではゲームメーカーの対応ではなくマジコン擁護者への批判に存在している。
例:インターネットください

11.便乗

ブログ記事による話題の提供ではなく、話題提供後の追加的考察や議論、キャッフキャッフなどから読者を得るブログもある。便乗モデルを用いて優位性を得たブログに404 Blog Not Foundがある。同ブログは読者からより多くのページビューを得るべく、はてなブックマーク人気エントリーなどで人気の記事を見繕って巧みなマッチョ・トークで絡むというスタイルに乗り出した。
便乗モデルは、連載モデルと類似しているが、話題記事を提供する能力を持たないブロガーでも恩恵にあずかれるという点で根本的に異なる。
例:404 Blog Not Found:学校ってバカを治療してくれんのか

12.新しい話題

新しい話題に群がる読者数とは、新しさと成長の関数である。語る余地の大きい新規話題は、投入後に急速な成長を遂げる。だが、そうした話題も成熟期を迎えれば読者の興味は低下する。たとえば人権についての話題の場合、普通の人間の人権に関する話題は成熟していて読者獲得力に乏しいが、胎児の人権に関する話題は依然として多くの読者を生んでいる。
こうした話題のサイクルは1週間から2週間だ。そこでの競争に勝つためには、読者の最優先事項を満たすような次の話題で強力なリーダーシップを構築できるように、ネタの仕入れをシフトせねばならない。
例:

ということで、

とりあえず、思いついた順に例を入れてみた。例が思いつかないポストはまだ空いてるんじゃないのかな。

元ネタ

コピペ改変です。

プロフィット・ゾーン経営戦略―真の利益中心型ビジネスへの革新

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