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インターネットはテレビの足元にある広大な市場を開拓する

金融日記:インターネットはメディアとしてはまだまだテレビの足元にも及ばないと。

足元にも及ばないと言うか、テレビが話題だとするとインターネットって会話じゃないだろうか。テレビはコンテンツって感じするけど、インターネットはコミュニケーションという感じ。

日本が誇る巨大ネット掲示板2ちゃんねるでも、一番勢いがあるのは実況版と呼ばれる、みんなが同じテレビ番組を見ながらワイワイ盛り上がるための掲示板だ。まあだからそんなもんだと思う。即ち、従前テレビ番組視聴などの共通の話題を抱えながらも、語るべき相手を持たず悶々としていた人たち同士の横のつながりがインターネットで具現化されたのだという感じの理解をしてる。

例えば元記事にでてくるようなアルファブロガーのブログでも、テレビの番組と並べたらそれはお粗末だろう。かけてる金が違う。テレビの番組と比べて一番近いのは討論番組だろうが、テレビの討論番組というのは、それなりに名の通った評論家なりが複数名参列し、それなりの司会者を立て、それなりに整理された議題に基づき、それなりに進行され、ときにはエンターテイメント用に編集まで施された上で視聴者に提供される。とても個人のブログで太刀打ちできる代物ではない。たまたま複数のアルファブロガーが同じ話題に興味をもち、たまたまそれが議論として成立すればまあ似たような状況がつくれるが、そんな事態が奇跡に近いことは賢明なはてなー諸氏ならみんな知っている。アルファブロガーは基本的に自分語り好きなのだ。はっきり言って、ブログとテレビを並列で語ろうと思う人が出てくるだけ、まあたいしたもんである。

ブログというのはむしろ、居酒屋でみんなで楽しくワイワイ議論の延長線にあると思う。空気を共有し、一体感が醸成されたときは楽しい。すぐ脱線して違う話になっちゃうけど、それもご愛嬌。ただ、一歩引いた目線で客観的に眺めて楽しめる類のものではない。野球好きならプレイヤーとして草野球などに興じることもあるかもしれないが、テレビで草野球をやっても見る人はそういない。人間誰しも、自分がやってるときよりも人がやってるのを見るときのほうが、求めるレベルが高い。


まあだからつまり、インターネットはテレビの足元にも及ばないというか、むしろテレビなどの足元にある会話を具現化するためのメディアなんだと思うのだけれども。足元にも及ばないとちょっとあれだけど、足元に及んだくらいがまあちょうどいいのではないかな。質的には。

で、量的に、つまりマーケットのサイズで考えると、コンテンツなんかよりコミュニケーションは圧倒的にサイズがでかいと思ってる。インターネットがテレビを上回るとすれば、そういう群集としての規模感だろう。