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電気自動車って結構ほんとに凄そうだ

ビジネス

またちょっと前の話になるが、11月30日放送のガイアの夜明けが電気自動車特集だったので、torne*1で録画して見てみたのだが、電気自動車すごいと思った。
なにが凄いって、加速が良いとか燃費が滅茶苦茶良いとかいろいろあるのだけど、一番は組み立ての簡単さである。

組み立て簡単電気自動車

どのくらい簡単かというと、地方の町工場が、100万円でガソリン自動車を電気自動車に改造するサービスをはじめられるくらい簡単らしい。町工場のオッサンの技術的なバックボーンは不明なので、あまりそうした事実をもって簡単だ簡単だと騒ぐのも失礼かもしれないが、少なくとも特別大きな設備投資などがなくても、電気自動車は組み立てられると考えることに間違いはなさそうだ。

ということで、いくつか番組の画像があるのでご覧いただきたい。


この工場で電気自動車が生み出されている。外観は普通の町工場のようだ。



えっ、これだけ?という感じの改造キット。



あっさりした改造風景。社長(奥)は厳しくときにやさしく指導する(想像)。



どんな自動車でも電気自動車に改造できると強弁する社長。


既存の自動車工場のような大袈裟さは皆無で、印象としてはまるでミニ四駆みたいだ。

大袈裟な工場(イメージ)

戦略的コントロールの移行

以前に書いたのだけど、ガソリン自動車っていうのは、組み立てに非常に高い技術力を要すためそれが参入障壁となり、既存の自動車メーカーの利益を守ってきたという構図がある。

家電や電気機器分野で日本企業が軒並大苦戦を強いられるなか、自動車業界だけが国際的にみて高いシェアを維持してこれたのはこのためである。つまり、製造における技術的なボトルネックが「組み立て」にあるという構造と、日本の伝統的なお家芸である垂直統合型の生産体制とがたまたまぴったりはまったというのが、本邦自動車メーカー勢が国際的競争力を維持できている背景である。

電気自動車の普及によって、おそらく自動車メーカーにとって最重要な戦略的コントロールのポイントは技術的な要素から、デザインや価格などのよりマーケティング的な要素に大胆に移行するのだろう。それは業界の地図を一変させる可能性がある出来事である。

全工程を人件費の安い東南アジアなどで完結させることで、信じられない値段を実現する新興メーカーも台頭するだろうし、OEMでの生産を請け負う工場もたくさんできそうだ。地方の小規模自動車工場を親の世代から継いだ二代目若社長が、工場の再起をかけて電気自動車の製造販売に乗り出し、いまでいうところのユニクロばりの躍進を遂げるようなこともあるかもしれない。

実に夢があってよろしいと思う。

ベンチャー企業は実際に台頭している


以下の会社はシリコンバレーのベンチャーらしいが、2003年の設立でもう製品の発売までこぎつけている。詳しくは以下のリンクから確認してほしいが、見た目もかっこいいし、フル充電で400km近く走って、しかも時速100kmまで3.7秒で加速するらしい。wikipedia情報だが、右の写真は2009年3月に発売されたというモデルSという車種。「大人5人と子供2人が座れるセダンタイプで、家庭用コンセントから充電可能」で、「一度の充電にかかる時間はわずか45分」「最高300マイル(≒483km)の走行が可能」らしい。うーん、乗ってみたい。

以下は試乗記。

噂のEV(電気自動車)、『TESLA』の同乗試乗を体験してきたよ! | IDEA*IDEA

*1:がんばれPS3!