コント題材としての中田英寿

Numberっていう雑誌の中田特集(永久保存版)ってゆうのがあります。これです。
http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3176827/s/

これを読んだんです。私はナカータはあんまり好きじゃないので、その時点で何かの間違いなんでしょうが、会社にころがってたのでつい。
出来心で。

で、読んでみると、これがまた想像以上に気持ち悪い。なんか要は変なかっこうしていっぱい写真とってんの。ポーズとって。ファッションリーダー気取り。
で、人生とは旅である、どーん、みたいな。

まあ、お尻のあたりがなんだかむずむずしながらも最後までぱらぱらと読みました。そしたらそれがよかった。
不幸中の幸い。ってゆうか大どんでん返し。

最後にはなんとも気の利いたオチが。

トルシエのインタビューが最後に載ってるわけなんですが、これがすごかった。題名からなんか、「中田とは最後までわかりあうことはできなかった」、みたいな感じ。「彼は出会ったときから実績はないのにスターだった」から始まって、「彼とは食事をともにしたことはあるが深い関係にはなれなかった」、と展開し、最後は、「一応の成功は納めたわけだからレギュラーもとれない状況では引退という彼の判断は賢明かもしれない」、でフィニッシュブロー。

爆笑。すばらしいオチだと思います。
あ、いままでのは前フリだったのね、と。

なかなか気の利いた長編コントを提供するNumber編集部に感服するとともに、中田のコント題材としての質の高さに気づかされた今日この頃でした。

あーつかれた