親の子殺し
親の子殺しみたいな事件ってあるじゃないですか。
あれがどうにもよくわからないんです。
私は、犯罪の基本的なモデルとして、理性の欠落というのがあるとおもってるんです。
つまり、何らかの理由で本能の制御がきかなくなってしまい、常人では考えられないような手段で本能を満たしてしまう。強盗とかレイプとかまさにそうじゃないですか。誰だって少しは金がほしかったりとかSEXしたかったりとかあるじゃないですか。でも理性があるからそんなことで人生を棒に振らないわけで。
これはすごくわかりやすいと思うわけです。
で、掲題の件なのですが、親が子を守るのって本能じゃないんですか?子供を殺しちゃう人っていうのは、本能に全力で逆らってる感じ?どっちかというと麻痺している感じでしょうか?
私の考えでは、人類の発展は理性の発達とともにあったと思っています。個々人の欲望を優先させず、全体が最適化されるようなルールを考え、それを守ってきた結果が人類の繁栄ではないのでしょうか。
だとすると、上のような本能に完全に逆らえる、若しくは麻痺させてしまうことができる人というのは、ひとつの進化した形だと考えることはできませんか。
例えばもし、医療技術がこのまま進歩を続け、人類は半永久的な寿命を手にしたとすると、種の保存という本能はまったく必要なくなるんじゃないでしょうか?
そうなると、愛だの恋だのもまた必要性を失っていきます。果たしてそれは望むべきことでしょうか。
もしかすると、進化の方向が少し間違っていたりするのかもしれませんね。あはは