新銀行東京について

新銀行東京がどうにも困っているという話がある。なんでも既存の銀行と違うハイリスク先に高金利で貸し出しをしていたら、貸出先が潰れてしまってにっちもさっちもいかんということらしい。石原閣下曰く前代表者の放漫経営がもたらした体たらくであり、誠に遺憾であるが、銀行をつぶしてしまっては経済への影響が大きい(貸出先が潰れる)からやむを得ず都が再出資しましょう。これからは心を入れ替えて頑張ります、ということらしい。


一案であるが、都が再出資するのではなく、債権を証券化して再販売することで資金を調達してはどうか。新銀行が保有する債権を適当な箱(会社など)に移し、その箱が調達をするのである。箱が発行する株式の部分には当然格付けはつかない。ハイリスク貸出先をたくさん抱えている会社に出資する人はいない。
が、しかし株式に優先して配当がなされる部分、即ちローンであれば、貸出先が相当数倒産しても毀損する部分は株式の部分にとどまり、当該ローンの部分は残った貸出先からの回収部分で返済すればいいわけであるから、当然リスクは劇的にさがり、回収率がそれこそ50%程度でもあれば、おそらく格付けもつく。
この格付けがついたローンの部分に新銀行から移った債権を担保につけ、担保付高格付け高利回り金融商品とし、世界の過剰流動性に対して販売すればよいのではないか。
必要であれば、箱を二重三重にかませることで商品の安全性は高まり、販売は容易になるはずだ。
余った株式の部分は、投資銀行辺りに安値でつかませればよい。投資銀行としては上記商品の流動化の部分でも手数料を落としてやれば、文句は言わないだろう。


待てよ。この仕組みを利用すれば、いかなる金融債権でも大きな信用と流動性をつけることができるのではないか。例えば低所得者向けの住宅ローンなどは、通常流動性がないが、市場の規模は大きい。。
・・・ゴクリ。



以上面白くない冗談でした。