ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない

別に書評を書きたいわけではないので、簡単に済ませるがいい本だと思う。私は以下に記すような点について、激しい共感とちょっとした発見をしたわけだが、人によって、まったく違う部分に同じような感想を抱く予感がする。
何がいいたいかと言うと、網羅的であるし、読みやすい(わかりやすさと面白さ)。


で、私は以下の点に妙に激しく共感したので、メモ。
・図書館に行けば行くほど無駄遣いになる
『自分にとって重要な問題を、図書館で借りた「タダの情報」で解決しようというのは、根本的な姿勢として何かが違うという気もします。』
このなんの説得力もない一文は、まさに自分が思っていたけど、人を説得することができなかった感覚である。わたしにとって、この感覚を、執筆を生業にしている人と共有できたということがなかなかどうしてひとつの価値だと思った。
ちなみに、本を買うという行為自体が、金銭的な支出をともなうが故に、自身の読む本を選別する効果を有し、効率化につながるという比較的合理的な説明もあるが、やはりわたしは上の感覚論に直感的に共感した。



・貯金しなくてもいいようなキャッシュフローを常態化する
これもそう。以前から貯金はなんかバカバカしいと感じつつも、とはいっても迫り来る将来の不安にはやはり抗えず、多少貯金というか引き当てを積んでいた。
この問題を水に例えて、無理に川から水を引っ張ってきて貯めておいても、腐ってしまうかもしれないわけだし、だったら川の近くに住んだほうがいい、みたいなことがかいてあった。こちらもまさに感覚論だが、妙に合点がいってしまった。



逆に、さっぱり意味がわからなかったものもひとつだけあって、なんとなくそれもメモしておく。
・もう腕時計はしない
外しても携帯や街中の時計で時間を見ればいいし、外したほうがラクだし、体内時計が鍛えられる、みたいに書いてあった。
別に時計って、時間を知るためにしているのではないのでは。アクセサリーの一種であって、高級な時計を多少大げさに確認するという、所謂「演出」の「小道具」では。
しかも体内時計を鍛えてなにかいいことがあるのだろうか。