結婚のメリット?

http://news23vip.blog109.fc2.com/blog-entry-1252.html

結婚のメリットってなに?とかいっちゃって、こいつらほんと馬鹿だな。

何のためにこんな制度があるのか考えろよ。

社会を強化するために決まってんだろ。父親のいない子供がスラム化して社会を荒らすのを防ぐためだよ。子供にまともな教育を受けさせて、隣の国を支配するためだよ。そのために父親を家庭にしばる仕組みだよ。

当然父親の側もそれを望むんだよ。彼らは母親と比べて自分の子供との結びつきが弱いから、結婚を通じて父親という立場を強固なものにする必要があるんだよ。


結果的には、結婚のメリットもくそもなくて、要は子供を産んで育てたいと思ったら結婚するしかないんだよ。結婚して家庭を持ってそれを統治する義務を負わなければいけないの。


結婚相手が家事をやってくれるのがいいとかいってお前、それはカーチャンだろ!あほか!!



・・・なんてことを書いててふと思ったのだが、ひょっとして『結婚して子供を産んで、っていうのもひとつの価値観だとは思うけど、おれはどっちかというと三次元より2次元派だな。確かにセックスはしてみたいけど、エロゲのほうが楽でいいや。』という人は結構リアルに増えていたりするのだろうか。


稲中の浜先生の末期的な授業において、人類は自らが生み出したダッチワイフロボット(よし子さんだったか?)とのセックスにおぼれる様が描かれていたが(当然冗談としてだけどね)、もしかして本当にこういう、本能が科学なり技術なりに完全にやり込められてしまう世界、というのが迫っていたりするのだろうか。


なにが言いたいかって、やっぱりこれからはイルカの時代だよねということではなく、その価値観の移り変わりって、結構ドラスティックに社会の前提条件を変えるんじゃないの、ということ。


科学にしても経済にしても、なんであれやはり、種の保存や、子孫の繁栄といった本質的な人間行動に前提をおいてたんじゃないのだろうか。人類は増え続け、その消費・需要は尽きることがない、という前提があってこその資本主義経済だろ。セイの法則ね。ケインズは確かセイの法則を否定したわけだが、それは景気悪化局面についての考察と、社会の上部構造による需要創造の必要性みたな論点だったと記憶している。


上であげた末期的な価値観て、要はニーチェのいうニヒリズムだと思うんだけど、これが本格的に蔓延し、恒常化してしまったら、それこそ資本主義は不況しかつくり得ないのでは?


http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071231/trd0712310214001-n1.htm
ここに似たような問題提起を見つけたが、子孫の繁栄なんてゆう、根本的な社会の価値観までもがニヒリズムの軍門に下ってしまったらほんとにどうなるのだろう。


日本の内需市場って結構世界に先駆けてそういう試練に直面したりするのじゃないだろうか。面白いテーマだと思うので、また折に触れて考えたいと思った。