自民党大会:福田総裁「国民の政治不信、党への不満痛感」

自民党は17日午前、東京都内のホテルで定期党大会を開いた。就任後初の党大会となった福田康夫首相(総裁)は「国民の政治不信、自民党への不満を痛感する。国民は政治、行政に憤っている」と述べ、強い危機感を表明した。その上で「すべての法律や制度を国民や消費者の立場に立ったものに見直す。消費者、生活者が主役となる社会の転換点だったと振り返ってもらえる年にしたい」と訴えた。
大会では「立党以来の最大の危機に直面している」との運動方針を採択。重点政策のトップに格差是正を据えた。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080117k0000e010053000c.html

だってさ。


日本の政治は、小泉さんの時代から完全に支持率偏重型になりました。何も考えずにただ支持率だけ見てると、どう考えても社会の大部分を占める中流社会の利益が優先されることになります。ただ、果たしてそれが国のためなのでしょうか。


アメリカ型の自由主義経済というのは、要は優秀な一部の人に資本を集中させることで、その人に社会全体の向上を担ってもらおうという考え方です。ニーチェの超人思想と一緒。格差は必然です。ただそれをあまりにも推し進めると弱者による暴動が起こりますから、アメリカンドリームとかいって夢を与えてごまかしながら、最低限のセーフティーネットを用意する。これが国家の役割です。


重点政策のトップが格差是正。これはつまり経済の配分をより強化するということで、マルクス的に言えば上部構造の強化で、大きな政府の実現です。ということは、日本は本格的に社会主義国を目指すのでしょうか。



全然関係ないけど、最近本を読んでないから、こうやって雑感を書き留めていても新しいアウトプットがないような気がする。怠惰は悪い癖です。