今日、(旧来的な)日本社会が滅んでいくんだなあということを実感した。
先日、私のボスとして60オーバーのシルバーヘヤーがやってきて、さらについこないだ追加でこれも60前後のオールドタイプが増えました。
今日それらとの、結構つまらない(どうでもいい)件における、割とおおげさな議論があったんですが、それで「ああもうこれはだめだ」と。
つい昨日のこと、はからずしも、バカについてここのブログで以下のように書きました。
バカに贈る - よそ行きの妄想
つまんないことを長々と書いてしまったわけですが、要約するとバカっていうのは
- 価値観が固定的で、
- 人の意見に耳を貸さず、相手の立場で考えず、
- 目的を見失いがちで、すぐあきらめる。
と書きました。
そうです。老人の特徴とほぼ一致します。老人は、人生の経験が豊富すぎて、ついそれを絶対視してしまいます。また、物理的に耳も遠くなりますし、単純に理解力も衰えます。さらに自分の経験が絶対なので、つい他人も自分と一緒だと思ってしまいます。また、老人にとっての最大の関心事は、そうはいっても相続税のことと墓石のことで、ほかの事は瑣末扱いになってしまい、目的達成に対するコミットメントが低いのです。
彼らも若いときはバカじゃなかったのかもしれません。いや、バカじゃなかったんでしょう。しかしピークを過ぎた人は、来た道を戻っていくのです。つまり、幼児化していくのです。単純に物理的な衰えに依拠するのでしょう。
そして、ここにあるとおり、高齢者は単に数が増えていくだけにとどまらず、若い世代の仕事を奪ってまで、既存の仕事にしがみついているというのが実態なのです。
過去20年、労働市場で起ったこと(まとめ) - Chikirinの日記
ここまで書けばあとは自明ですが、そうすると高齢者にしがみつかれた既存の組織は、社会全体よりもかなりはやいスピードで高齢化がすすむことになります。つまり組織の中のバカの比率がどんどん増えるということ。しかも始末が悪いのは組織の割と上のほうにいけばいくほどその傾向が強まるということです。
そういう組織がそれを構成するバカと一緒に沈んでいくことは議論を待たないでしょう。
そういう組織とはどこかというと、旧来型の企業という表現が一番しっくり来る気がします。いわゆる大企業病的な企業群です。
こないだアデランスだかの社長がファンドに首を切られましたが、こういうかたちの粛清が入らないと、たぶんみんな沈没します。上場してない場合は粛清されようがないので、その時点でアウトです。ご愁傷様です。
で、こんなことをやっていくと、日本社会はすごい勢いで縮小するんだろうなあ、というのが実感として。
やっぱりなんか移民とかでもいいから、ちょっと強制的に人口分布を変えていかないと、ほんとにまずいんじゃないかなあ、と。
※ちなみに、
だからニートとか言われて虐げられている人でもバカじゃない人は、こういう高齢化した旧来型の会社には頼まれても入るべきじゃないです。有価証券報告書とか見れば従業員の平均年齢がのってますからすぐわかると思います。沈み行く組織にしがみついたって百害あって一利ないですから、いまニートやってるのはむしろ正解かもしれません。
そうはいってもWEBにたむろって、スイーツ(笑)とか言ってルサンチマンを発揮していてももっとだめなことは明白です。
ということで、ちょっと勉強して会社でもはじめてみたらどう?ライバルはバカしかいない業界とかいっぱいあると思いますよ。